2008年05月28日

なぜ「違和感」を感じたのか?

数日前のローカルの某局のニュースの話。

明治に起きた磐梯山の噴火のときに

日本各地はもとより、世界各地から義援金が寄せられていて

その義援金を寄せた人たちの名簿の中に

松平容保公の名前があったという・・・・・話。



「違和感」を感じたのは、

莫大な資料の中からそのお名前を発見した研究者も

ニュースを読むアナウンサーも

容保公を呼び捨てにしたこと。

それが物凄く不愉快でした。


ここで、間違っていけないのは

呼び捨てが悪いということではないのです。

なぜって、徳川家康も、豊臣秀吉も

「いえやす」「ひでよし」と呼び捨てにするじゃないですか?

人の価値観はいろいろなので、会津に思い入れのない人には

呼び捨てはなんらおかしくないわけです。



私が気が付いて「お!」と思ったのは自分自身のことです。



正直言えば、幕末の会津の歴史っていうのは

幼い頃から悲話とともにさんざん聞かされて辟易してましたし

白虎隊にいたっては「またか?」って感じで・・・。

(他所の土地の白虎隊好きの皆さんごめんなさい)

今でも、白虎隊の話はドラマになっても見ないかもしれません。

あれは美談でもなんでもない、悲惨な話です。

それに戦ったのは彼らだけじゃない。

女も年寄りも駆り出されて、やむを得ず戦った。

それを少年部隊だけピックアップして英雄視するとはなんじゃい?

なので、少々白け気味・・・・。



しかし、そんな私が、

容保公を呼び捨てされると、ものすごく不愉快に思うとは・・・・。

そんな自分にたまげました。




ありきたりの言い方かもしれませんが

自分の中には会津の血が流れている。。。。らしいぞ。。。と

それは間違いない事実だと、思い知らされました。



ああ、呼び捨ては、やはり許せません。



容保公の偉大さは、その苦悩の深さにあります。

誰もあの方をお救いすることはできなかったし、

誰も代わりにその人生も歩むことができない。

私たちは、彼の苦悩の深さを思うことしかできないのです。

ついこの間まで、会津を思いながら生きていた血の通った人です。

そのお方を呼び捨てにしてはダメです。

 

松平容保公は、会津人にとって

単なる研究の素材の一つでは決してないのです。





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posted by calico at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 会津情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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