2009年03月19日

白河:千草屋

場所は白河。

洋食の千草屋。

創業は27年前で、建物も27年前に建てたものだというのですけど
(ああ、撮影忘れちゃった)

古さや汚れを感じさせない斬新さと清潔感があります。

何より、味に妥協していないのがすごいです。

千草屋:ハヤシ

ハヤシを頂いたのですけど

会津なら、現地の人間の舌に合わせて、甘じょっぱくしてしまうところ

あくまであっさりと肉とトマトの味をしっかりと残しています。



その土地の人間の好む味に合わせるのは

良いこともあるけれど

俗に埋没し、油断を生む危険を常にはらんでいます。

亭主の心の緩みが店の気の緩みを生んでいくのです。

まず味が埋没し、店が輝きを失っていく。

店に汚れや俗っぽい余計なものが増えていくと

客からしだいに飽きられて消えていく。

そんな店がほとんどです。

千草屋:ホタテのポアレ


それをさせずに27年、自分を保つ、そして店を保つ精神力はすごいと思います。

自分のミッションを見つめて練り直すことを

常にしているでしょう。





昔、「今日の料理」テキストで、辻静雄先生だったか

それともそのお弟子さんだったかがインタビューを受けていて

特に印象に残ったことがあります。

自分の専門学校で正統なプディングを作ったときに

生徒が「自分が知っているプリンはこれじゃない」

と言ったのを聞いて危機感を持った・・・・と言う話。


つまり、将来のパティシエが認識するプリンが

しっかりと卵を熱で固めたプディングではなく

寒天やゼラチンで固めたプッチンプリンだということです。


確かに、味は時代とともに変わるものであるのですけど

時代に合わせて、内容を精査して変えることと

俗に埋没することは違います。

しっかりと伝統を見つめて、そこを外さずに

しかも新しさを取り入れていくのは

精進以外のなにものでもありません。


そういう意味で、この千草屋はすごい。。。。

posted by calico at 23:47| Comment(4) | 店主の毎日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰しております。御於です。
プリンと言えば、この前、会社でちょっと
いい店で会食をしたのですが、

デザートにプリンを頼んだ同僚が、
「うわ……俺、卵ダメなんです」と
食べられなかったことがありました。
本物が食べられない、という逆転事項も
発生している模様です(汗
Posted by みおしょうま at 2009年03月20日 08:12
そうそう、イカカニ甘エビがダメなんです・・・とか
蕎麦を食べたら死にます・・・とか
非常に可愛そうです。

えええ!えええ!
でも、プリンってさ・・・・
普通、卵からできてんじゃん。
その上でプリンを頼むの・・・・おかしくないかぁ〜・・・?
Posted by calico at 2009年03月20日 18:00
遅くなってすいません。

や、彼は市販の(例えばプッ●ンプリン等)しか
食べたことがなかったそうで……(苦笑


蕎麦と言えば、私がお世話になった先生が蕎麦がダメでして。
これまた有るお店でパンを食べたら苦しくなっ来て、
店主に「あの、これ蕎麦入ってます?」と恐る恐る聞いたら
「ああ、この人は隠し味を判ってくれた!」みたいな
満面の笑みで肯定された、という話を聴かされたことがあります。
Posted by みおしょうま at 2009年03月25日 23:29
ぎゃーー(蕎麦アレルギーの人には笑えません)

知り合いの蕎麦屋の息子が蕎麦アレルギーで
それが分かったとき、そこんちの爺は廃業を覚悟したそうで。
でも、今は
住まいと店をわけてうまくやっているようですが。

それでも悲劇以外のナニモノでもありません。
Posted by calico at 2009年03月26日 22:06
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